2008年10月11日
最も有名な試合 1980,81年全英男子シングルス決勝2
*参考:スマッシュ1980年9月号
1980年ウィンブルドン男子シングルス決勝
ビョン・ボルグ対ジョン・マッケンロー
この試合は、優雅でどちらかというと軟弱なスポーツと見られがちなテニスを、「ネットを挟んだボールの格闘技」であり、強靭なアスリートによる激しく厳しいスポーツという印象を日本人に与える試合でもありました。
ボルグは強靭な体力、脚力、そして強いトップスピンフォアハンド、クロスへ鋭角に抜くことができる両手打ちトップスピンを武器にしており、また、速いサーフェスでは強いフラットサーブを打ち込み、ネットにも出る選手でした。そして1980年はウィンブルドン5連覇がかかっていた年です。
マッケンローは、左利きからのサイドへ速く鋭く切れるスライスサーブ、その逆を攻めるフラットな、あるいは少し順回転のかかったサーブで、相手をコートの端へ追い出し、かつ柔軟なネットプレーは相手の予測を外す、特異なボレーをします。そしてストロークもタッチの良さを活かした、硬軟自在なスタイルで、真似することができない独自のスタイルでした。
第1シード ボルグ
第2シード マッケンロー
第3シード コナーズ
第4シード ゲルライテス
準決勝 マッケンロー対コナーズ 3時間5分の熱戦 6-3 3-6 6-3 6-4
準決勝 ボルグ対ゴットフリード 6-2 4-6 6-2 6-0
決勝は3時間53分の大熱戦、ウィンブルドン史上に残る試合と世界中に伝えられました。
第1セットはマッケンローのサーブ&ボレーが冴え6-1
第2セットはリターンエースをきっかけにボルグがサービスブレーク7-5
第3セットはボルグ6-3
そして有名な第4セットになります。
ボルグ5-4とリードしてボルグのマッチポイント、しかしマッケンローは凌ぎます。
そしてタイブレークに突入、マッチポイントとセットポイントが交錯する激戦。
マッケンローは7度のマッチポイントを逃れ、タイブレーク18-16で2セットオール。
第4セットの激戦が最終セットでも繰り広げられ、
そして最後にボルグの両手打ちバックハンドトップスピンのクロスパス。
ボルグ 1-6 7-5 6-3 6-7(16-18) 8-6 マッケンロー
最後のショットに王者ボルグの証が記されている、
たくさんの人々がテレビ観戦した、そんな1980年の大激戦でした。
1980年ウィンブルドン男子シングルス決勝
ビョン・ボルグ対ジョン・マッケンロー
この試合は、優雅でどちらかというと軟弱なスポーツと見られがちなテニスを、「ネットを挟んだボールの格闘技」であり、強靭なアスリートによる激しく厳しいスポーツという印象を日本人に与える試合でもありました。
ボルグは強靭な体力、脚力、そして強いトップスピンフォアハンド、クロスへ鋭角に抜くことができる両手打ちトップスピンを武器にしており、また、速いサーフェスでは強いフラットサーブを打ち込み、ネットにも出る選手でした。そして1980年はウィンブルドン5連覇がかかっていた年です。
マッケンローは、左利きからのサイドへ速く鋭く切れるスライスサーブ、その逆を攻めるフラットな、あるいは少し順回転のかかったサーブで、相手をコートの端へ追い出し、かつ柔軟なネットプレーは相手の予測を外す、特異なボレーをします。そしてストロークもタッチの良さを活かした、硬軟自在なスタイルで、真似することができない独自のスタイルでした。
第1シード ボルグ
第2シード マッケンロー
第3シード コナーズ
第4シード ゲルライテス
準決勝 マッケンロー対コナーズ 3時間5分の熱戦 6-3 3-6 6-3 6-4
準決勝 ボルグ対ゴットフリード 6-2 4-6 6-2 6-0
決勝は3時間53分の大熱戦、ウィンブルドン史上に残る試合と世界中に伝えられました。
第1セットはマッケンローのサーブ&ボレーが冴え6-1
第2セットはリターンエースをきっかけにボルグがサービスブレーク7-5
第3セットはボルグ6-3
そして有名な第4セットになります。
ボルグ5-4とリードしてボルグのマッチポイント、しかしマッケンローは凌ぎます。
そしてタイブレークに突入、マッチポイントとセットポイントが交錯する激戦。
マッケンローは7度のマッチポイントを逃れ、タイブレーク18-16で2セットオール。
第4セットの激戦が最終セットでも繰り広げられ、
そして最後にボルグの両手打ちバックハンドトップスピンのクロスパス。
ボルグ 1-6 7-5 6-3 6-7(16-18) 8-6 マッケンロー
最後のショットに王者ボルグの証が記されている、
たくさんの人々がテレビ観戦した、そんな1980年の大激戦でした。