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テニス浦島太郎 8年ぶりにテニスをまたはじめた40代のおじさんです。最近のテニスの変貌ぶりに驚きつつも、いかに上達できるか、日記にしています。

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てこの原理はむずかしい

最近、スイング理論の説明で「てこの原理」を
ベーステクノロジーとした解説をよく見ます。

ただ、私自身が感じることは、
てこの原理を解説しスイングを教えることは
アマチュア向けには難しいと思います。

骨格のつくりなどから
自分の身体をてこの原理にあてはめて話を聞けば、
なるほどと思うところはあります。

ただし、てこの原理でスイングをするにしても
最低限の筋肉がいります。
今の私は男の中では力がないほうです。
てこの原理を意識しすぎると身体が悲鳴を上げます。
一般の女性はもっときついと思います。

てこの原理をベースにしたスイングのレッスンには、
人それぞれにあった「てこの利用程度がある」
と思われます。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 11:09 | コメント(0)| トラックバック(0)

ボールタッチ福井烈

*参考:テニスジャーナル1993年7月号

福井烈さんのボールタッチに関するコメント

タッチというと、インパクトの瞬間にボールを弾くのではなく、一度ストリングでボールを包み込んで、それから放すというイメージがある。
もちろんインパクトの瞬間にストリングが一度ボールを包み込むという現象はありません。
ただしイメージとして一度ボールの勢いを殺してから打ち返す、そんな感覚。
タッチショット多用するプレイヤーはテンションを低くしていて、テンションが高くストリングを硬く張っているプレイヤーはハードヒットするタイプ。
タッチショットを打つには、ボール勘に優れていなければならない。具体的にはテクニック、瞬間的な状況判断。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 11:47 | コメント(0)| トラックバック(0)

ボールタッチ松岡修造

*参考:テニスジャーナル1993年7月号

松岡修造さんへのインタビュー主な内容
アガシのストロークはボールを当てる感覚に優れ、タッチがいい。レンドルや松岡選手自身はタッチがない。
アガシのストロークのタッチがいいのは、決して思いっきりスウィングするのではなく、体力的に使わず、ボールの当て方の感覚がずば抜けている。
タッチは練習で絶対に鍛えられるもの。

松岡さんはグランドストローク中心、ネットにあまり出ないハードヒッターのアガシをボールタッチに優れているという意見、なかなか着眼点が面白いです。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 11:28 | コメント(0)| トラックバック(0)

ボールタッチ

よく「タッチがいいショットを打つ」とかドロップショットを決めて「タッチがいい」とほめることがあります。
そのボールタッチについて、有名なボブ・ブレットが語っています。

*参考:テニスジャーナル1993年7月号

ボブ・ブレット解説の主な内容
重要なのは打つときにそれを相手に予測させないこと。
マッケンローを例にしています。
ライジングボール捉え、ショットのコースを隠す。つねにボールの上がりはなを性格にスウィート・エリアで捉えることができる。信じられないハンド・アンド・アイ・コーディネーションを持っている。イバニセビッチが過去マッケンローの真似をしようとして上手くいかなかった。

タッチショットに必要な3つの要素
・ボールに対するポジション
・短いバックスウィング
・腕、および手の脱力
ポジションが悪ければ準備が遅れ、短いバックスウィングで相手の反応を遅らせます。

タッチプレイヤーの弱点の傾向
・自分の能力を過信してタッチ・ショットを使うタイミングを間違ってしまうこと。
・パワーに圧倒されてしまうこと。





テク研究 | 投稿者 モモビラス 14:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

フェデラーのフットワーク

この数週間、フェデラーの打球を打つ前後の動きを映した動画を見ていました。
ラケットとボールが衝突するときのラケット面は、1980年頃と比べる違っています。
現代のように面をかぶせて打てば、昔なら地面に飛んでいっていまいます。
それとフェデラーはネット前に落ちるボールに全力で追いつき、身体を止めるために、非常に腰の低い後傾体勢でブレーキをかけ、かつラケットを使って自分の体重を支えています。
この芸当は砂入り人工芝コートでは難しいと思われます。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 18:18 | コメント(1)| トラックバック(0)

左腕はサーブに残されたフロンティア?

最近、ロディックのサーブをよく眺めています。とてもごつい人なので、自分がそのまま真似るのは無理。でもいくつか気になる点があり、自分にも取り入れようと思っています。
①トスの上げ方
私は左腕のトスアップが始まると、ラケットは体の低い位置で動き始め、トスが上がったとき、右ヒジが背中側に引かれ、叩ける準備が完了します。しかしこのフォームでは左右を別々にスムーズに動かさなければならず、一見流れるように綺麗ですが、リズムの乱れで不安定なフォームになりがちです。
ロディックのトスアップ、テークバックは、両腕をトスアップと共に上に上げるワンピースなトス→テークバックの流れ。
トスアップ後速やかに捻り、膝の曲げ、左半身の伸ばしを同時に行うこれまたワンピースなフォーム。理想です。
②左腕
トス以外にあまり有効に使われない左腕の動作、ロディックは、腰、肩の回転を止めるときに左腕を利用、しかしインパクト後は、肩の入替速度を上げるためか、左腕を後ろに大きく振っています。
よく探せばどこかにロディックの精密分析をした記事があるかもしれませんが、手元にないので推測のみ、恐縮です。
何かいい情報があれば是非教えてください。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 11:47 | コメント(0)| トラックバック(0)

スライスの真実

テニスを再開して突如思い立ったバックハンドスライスの改良。
その無謀な試みを現在中断しました。
何を試みようとしたかというと上から下へ思いっきり打ち抜くバックハンドスライスです。
その結果、安定していたバックのスライスがボロボロになってきました。
そしてスライスショットの真実を発見、バックのスライスの練習方法を次回から変更することにしました。

*参考:新・テニスの科学 監修:日本テニス研究会 編者:テニスジャーナル
精密測定分析編 01 インパクトのメカニズム 執筆者:三浦 朗氏

これによると、45ポンドで張ったラケットでスライスを打った場合、インパクト時のラケット角度は70.5度。スイングの方向は水平より17.5度下向きに振りぬく必要があるようです。想像していたよりラケットを寝かせた状態でインパクトし、スイングは、あまり強く下方向へ振ってはいけないことがわかりました。
打ち抜こうとしてネット、ひどいときは地面に打ってしまっていたのですが、この真実をしって、自分の練習方法は間違っていると判断しました。

そのためバックハンドスライスの練習は
①まずゆっくり振る。ラケット面を今までより寝かせた状態を維持して振る。ゆっくり振るので、ラケット面は70度よりさらに寝かせてネットを越え、深く返球するようにする。
②当面、腕をなるべくロールさせないようにする。
③徐々にスイングスピードを上げて、70度前後のラケット面角度を維持し、概ねマイナス17.5度で振るようにする。そのため、素振りでイメージをつくる。
ということにしました。

たぶん①に段階はかなり弱くロブのようなバックハンドになると想像、次回練習でまず試してみようと思っています。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 11:27 | コメント(2)| トラックバック(0)

ナダルとフェデラーのフォアハンド共通点

6月25日の日記ナダルのフォアの不思議」で書いたことなのですが、ナダルのフォアは、インパクトの際、ほぼヒジが伸びた状態になっていて、その理由が何かあるのではないかと思いつつ、疑問をほったらかしていました。

ふとフェデラーのフォアハンド連続写真を見ると、なんとフェデラーもインパクトでヒジが伸びているではありませんか。フォロースルーのイメージがかなり違うので、気がつかなかったのですが、二人は同じ理論を実践しているようです。

【二人ともインパクト前にヒジが伸びた状態でスイングをしている】
どうもヒジを伸ばすことで腕全体を長いシャフトのようにして使っている。ヒジを曲げた上体より、シャフトの長さ(回転軸からラケットヘッドまでの直線距離)が長いので、ラケットヘッドの速度はヒジを曲げた状態より速い。(ゴルフでも長いシャフトほど飛距離がでます)

【二重振り子の理論】
それは6月24日の日記で書いた「二重振り子の原理」です。
*参考:テニスクラシック2008年7月号掲載記事「目線残しスイング」谷川健一氏

二人とも体幹の回転を、腰→肩→ヒジの順番で止めることで、ヒジから先のスイングスピードを上げています。(これもゴルフの打ち方と似ています。ゴルフの場合は、腰→肩→腕(グリップ)の順で回転を止めることでクラブヘッドを加速させます)

【二人の違い】
・フェデラーの方がラケットを押し出す動きが多い
・ナダルは肩の回転が急激に停止し、インパクト後、左肩があまり前に出ていない。そのため腕とラケットの勢いで、ときにヘンテコリンなフィニッシュに!
・反面、フェデラーは肩の回転が続いていて、右肩が打球方向に出ている。肩を回すと腕とラケットの勢いを収める場所ができるので、ナダルより綺麗なフォームにまとまっている。

ナダルは急激に肩の回転を止めることでフェデラー以上の打球の威力を引き出しているように見えます。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 21:29 | コメント(0)| トラックバック(0)

松原理論(元祖最新打法解説) 再度注目!

以前の日記で書きました松原雄二氏の理論
*参考:テニスジャーナル1992年12月からの松原氏連載記事
6月26日の日記(テク研究)元祖最新打法解説・・・アマチュア向け理論を変えた先駆者
6月26日の日記(テク研究)元祖最新打法解説2・・・ついに理論が整理される
6月27日の日記(テク研究)元祖最新打法解説3・・・フォアハンド

モモビラスは、この松原氏の理論を集大成した一冊の書籍、100年後も残るテニスバイブルとなる書籍をつくって欲しいと思っています(テニスジャーナルの方見てないかな)。
スキージャーナルからDVDでショット別にリリースされているようですが、できれば多くの書店のスポーツ関連書籍に必ず1冊はあり、日本中の図書館に必ずある、そういう不朽のテニス書籍として発刊して欲しいのです。
例えばゴルフならベン・ホーガンの「モダンゴルフ」、デビット・レッドベターの「アスレティックスイング」のような。
知的で物理的な法則を把握していると思われる松原氏の理論は、バイブルとしての役割を果たすレベルであると確信しています。
以前の日記の繰り返しになりますが、従来打法の解説の延長である技術解説は、トップ選手の打法説明に矛盾があり、説得力に欠けていました。その暗黒の時代を終わらせたのが、松原氏理論の登場なのです。
実際、当時のテニスジャーナル読者アンケートでは、松原氏の連載が圧倒的な支持を受けており、私と同じ疑問を持っていた人が大勢いたのだと推測できます。

改めて松原氏解説の引用
 従来のテニス理論における「基本」では、トッププロの行っている打法を説明することは困難だった。そのため、彼らの打つ素晴らしいショットに対しては、彼らは特別だから、才能や腕力があるから可能なのであって、一般のプレイヤーが真似するのはむずかしいといわれ続けてきた。
 だが、実際にはトッププロたちは、きわめて高いレベルでパワーとコントロール、安定性を両立させている。したがって、もっとも効率の良い打法を実践していると考えるのが自然である。」

としてトッププロ共通の技術的要素こそが「基本」と考え一般プレイヤーも実践することを唱えています。


テク研究 | 投稿者 モモビラス 17:27 | コメント(0)| トラックバック(0)

元祖最新打法解説3・・・フォアハンド

元祖最新打法解説2 松原雄二氏が提唱した「新世代の基本」の続きです。
*テニスジャーナル1992年12月号松原氏解説を参考

前回、
基本=もっとも効率の良い技術=トッププロの技術・・・「松原氏解説」
これこそ一般愛好家の私が求めていたものであり、また最新の打法を適切に分析し、具体的にその方法を示した画期的なものでした・・・という内容まで書いています。

今回はその連載第1回「フォアハンド編」で触れている一部について簡単に。

★後方への体重加速 速いスイング=身体を鋭く回して鋭くとめる
・・・速いスイングを行うためには、前方に移動していた体重を、インパクト直前に後方へ加速させることで、上体の回転に強くブレーキをかけることが必要と説いています。
右利きの場合
左足を踏み込んだときは、インパクト直前に左足を突っ張って全身に後方への力を伝える
オープン・スタンスのときは、主に右足を突っ張って右半身の動きをブロックする。

従来、前後に体重移動しながらボールを捉えることを教わっていましたので、むしろ、スイングで前に流れそうになる体を、後ろへ戻す というのは衝撃でした。
TJ後方加速

★ボールと反対方向への体重加速 後方への体重加速の応用
「浅いボールを叩くとき」
前に動きながら体重移動で打つと、かえってスピードも出ず、スピンもかからず、アウトしやすくなる。
どちらかの足で前方への動きにブレーキをかけ止まりながら打つとスピード、スピンが両立、軸が安定し、確実に攻撃的なボールが打てる。

「コースの打ち分け 体重加速の方向を変える」
狙った方向と反対の方向に体重加速することで、ラケットは反動で、逆に打つべき方向に振られるため、ボールも狙った方向へ打てる。
TJ後方加速応用

練習でクロス、逆クロスのラリーをしていて、深く速いボールを打たれたとき、当りそこない、振り遅れ、芯を食ってバックアウトなどになると、
よく先輩や仲間から、
「体重を前に乗せないからだよ」・・・(矛盾している)
と注意されていました。
ところが、相手に深く打ち込まれたとき、オープンスタンスで右足を突っ張って、逆に左足を一歩後ろに下げながら鋭くスイングすると、びっくりするほどきれいにボールが返っていった経験があります。
それも何回やっても・・・私にとってストローク技術のブレークスルーでした。


【番外編】
この12月号でニチレイ・レディースという大会(日本)の記事がありました。
(優勝者 セレス、準優勝者 サバティニ)
TJニチレイ
伊達公子選手(当時WTAランク22位)、沢松奈生子さん(当時WTA25位)、長塚京子さん(当時WTAランク170位)の3人の活躍にフォーカスしていて、3人揃ってベスト8入りしていました。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 06:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

元祖最新打法解説2・・・ついに理論が整理される

前回、元祖最新打法解説・・・アマチュア向け理論の先駆者 の続きになります。

テニスジャーナル1992年12月号
「新世代の基本 フォアハンド編
・・・こうすればあなたもトップ・プロのフォアが打てる」
 解説 松原雄二氏

この12月号からシリーズの連載が始まったのですが、
冒頭で松原氏は、モモビラスも疑問に思っていた従来のテニス理論についてあっさりと否定し、現代の技術解説につながる意見を述べています。

以下、松原氏解説の引用
 従来のテニス理論における「基本」では、トッププロの行っている打法を説明することは困難だった。そのため、彼らの打つ素晴らしいショットに対しては、彼らは特別だから、才能や腕力があるから可能なのであって、一般のプレイヤーが真似するのはむずかしいといわれ続けてきた。
 だが、実際にはトッププロたちは、きわめて高いレベルでパワーとコントロール、安定性を両立させている。したがって、もっとも効率の良い打法を実践していると考えるのが自然である。」

としてトッププロ共通の技術的要素こそが「基本」と考え一般プレイヤーも実践することを唱えています。

基本=もっとも効率の良い技術=トッププロの技術
新世代フォア表紙2
これこそ一般愛好家の私が求めていたものであり、
また最新の打法を適切に分析し、具体的にその方法を示した画期的なものでした。

この松原氏の連載スタート後、私は早速松原氏のスクールでレッスンを受け始めました。(結婚するまでの間、彼女=妻と通っていました)
松原氏直接のレッスンは1~2期ぐらいだったと思いますが、入会当初、松原氏を見かけ、トッププロのフォームの不思議(疑問)について、いろいろ質問したところ、ときにはラケットを使ってスイングをしながら、教えて頂いたことがあります。
従来のトッププロのスイング解説で感じた矛盾の多くが、やはり矛盾であり、別の見方(新世代の基本)があることを知りました。

テニス365サイト内の技術解説(テニスジャーナル提供のもの)に、松原氏が解説したと思われるものがいくつもあります。(私は2000年~2008年前半までほとんどテニスに触れていないので推測)

この続きは 元祖最新打法解説3・・・フォアハンド にて
テク研究 | 投稿者 モモビラス 19:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

元祖最新打法解説・・・アマチュア向け理論を変えた先駆者

注目の打法3・・・二重振り子の理論を実践している選手
の最後のほうで書きました、最新打法解説の先駆者についてです。

TJ1992-12松原

私は1980年代前半からテニスを始め、あのボルグ・マッケンローの対決に感化されました。
そのため最初からボルグ、ビラス、レンドルなどの最新打法を参考に、上達をしようと思っていました。

しかしすぐに壁にぶつかりました。
なぜか? 海外トップ選手の打ち方を、体系付け整理した情報、書籍や雑誌記事がほとんど見当たらなかったのです。

この頃、愛好家のとるべき道は4つ
①テニススクールで従来打法を教わる
②自己流
③連続写真、ビデオを見て試行錯誤する・・・モモビラスはこれ
④有名選手を輩出するようなテニススクール、クラブで教わる
 (ただジュニア育成が中心なので・・・)

試行錯誤していた私は、それでも何年かかけ少し形になってきました。ただ、どうしてもわからないことがあり、そのわからないことは、技術的な不安定要素になっていました。
従来打法の解説の延長である技術解説は、トップ選手の打法説明に矛盾があり、説得力に欠けていました。
でもニックボロテリのインタビュー記事などが載ると
「ビラスのスイングは完璧なものだが、
唯一バックハンドのテイクバックが高く、球種を見破られる」
・・・海の向こうではしっかりした理論があることを感じていました。

そのような状況を変えた衝撃の解説が上記写真の雑誌
テニスジャーナル1992年12月号
「テニスの新しい基本 こうすればトッププロのフォアが打てる」
 解説 松原雄二氏
この続きは
「元祖最新打法解説2」・・・ついに理論の整理が実現される
にて

テク研究 | 投稿者 モモビラス 11:53 | コメント(0)| トラックバック(0)

ナダルのフォアの不思議

注目の打法3 二重振り子の原理を実践している選手
からナダルのフォアハンドストロークに興味を持っています。

ナダルのフォアハンドストロークですが、ほぼインパクト時の写真では、
ヒジをあまり曲げず、まっすぐ伸ばした状態にちかいように見えます。
多くの選手は、インパクトの際、ヒジを曲げた形でボールを捉えています。
私自身、その昔教えてもらった話として
「両手で重たいものを押すとき、ヒジをまっすぐにしないでしょ、
曲げて押しますよね、打つときも同じですよ」
全くその通りだと思い、私は今日まできています。

ナダルと同じくヒジを伸ばした打ち方に見えたのはカフェルニコフ。
やはり凄いハードヒッターでした。
カフェルニコフ
素人の私がヒジを伸ばしてボールを捉えにいくと、
スピンをかけ難く、ヒジを痛めてしまいそうな気がします。
でも、何かあるんですよね、理由が。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 22:25 | コメント(0)| トラックバック(0)

注目の打法3 二重振り子の原理を実践している選手

注目の打法2 テニスクラシック7月号 「目線残しスイング」谷川健一氏 の話題の続きになります。

この解説に出ていた「二重振り子の原理」ですが、
それを実践している選手としてナダル選手が頭に浮かびました。
ナダルフォアインパクト後
この写真では判りづらいのですが、
フォアハンドストロークを正面から撮った連続写真などをみますと、
インパクトの直前から体の回転が止まり、左ヒジから先が鋭く走るのがわかります。

ナダル的なフォアハンドストロークだった選手として
★ギレルモ・ビラス(毎度すいません)
ビラスフォアハンド
★トーマス・ムスター
ムスター
★セルジ・ブルゲラ
ブルゲラ

などが思い浮かびます。
ブルゲラをみると判りますが、体が開き、顔があさってを向くようなフォームになっています。フォロースルーは腕が遠くに投げ出されるような感じです。
ブルゲラの全盛時、あまりにも強烈なトップスピンのため、
対戦相手の強打者クーリエ(フレンチオープン決勝)が、
ときにジャンプしながら懸命に打ち返していたのを思い出します。
エッグボール(先日覚えました)を打つナダルは、「二重振り子の原理」により、
さらに進化したタイプ(ポケモンみたいですが)なのではないでしょうか。

ところで、トッププロの最新打法をテニス雑誌で最初に適切な解説をした方は、
私見ですが、松原雄二氏ではないかと思っています。
この「元祖最新打法解説」について、またどこかで勝手に述べる(ブログ)つもりです。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 11:58 | コメント(2)| トラックバック(0)

注目の打法2・・・この雑誌記事ご覧になりましたか

注目の打法1・・・この雑誌記事ご覧になりましたか の続きになります。

「目線残しスイング」谷川健一氏の解説には、
「甲腕一致インパクト」というものもありました。
谷川氏によれば「甲腕一致」とは・・・肩甲骨面と上腕が同一平面上にあることで、前に押す力を最大限に出力できる・・・とのことです。目線残しによって、インパクト位置に比べ頭の位置が後ろになり、甲腕一致のインパクトが実現できるようです。
甲腕一致・・・雑誌の掲載写真を参考、汚くてすいません甲腕一致
甲腕一致インパクトを実現している選手として、錦織選手の連続写真が掲載されていました。
確かに錦織選手は右ヒジ-体幹-左ヒジを1つのパーツ(一本の棒)のようにして、高速で軸回転をしていて、腰が開きすぎ、顔があさってを向くような状態になっていません。
そう言えば、過去ウィンブルドンに優勝したストローカーは、軸回転と腕の振りが一体化していたと思います、ボルグ、アガシ、準優勝ですがクーリエ。こう見ると、錦織選手は、芝生を含め、速いサーフェスでも活躍できる選手になるのでは。

この続きは 注目の打法3 二重振り子の原理を実践している選手 にて。
錦織選手頑張れ!


テク研究 | 投稿者 モモビラス 22:22 | コメント(1)| トラックバック(0)

注目の打法1・・・この雑誌記事ご覧になりましたか

最近のテニス雑誌は、トッププロが実践する最新打法に関する技術解説が具体的、科学的なので驚きます。

テニスクラシック7月号の巻頭「目線残しスイング」谷川健一氏
すでにご覧になっている方も多いかと思いますが、この内容は、私のような一般愛好者であっても、意欲的にテニスにチャレンジする方には参考になるものではないでしょうか。
随分前から、運動連鎖による打法の優位性は説かれていましたが、それをさらに発展させた打法と理解しました。

フォアハンドストロークの解説部分
谷川氏によると「目線残しスイング」とは…目線を残すことで体幹の回転をストップさせ(ヒジも止まる)、ヒジから先が加速しスイングが早くなるもので、“二重振り子の原理”を利用している…とのことです。
ゴルフでも、ねじった体を元に戻しながらも、インパクト前は体の開きを押さえ(一瞬回転を止める感じ)、クラブヘッドを走らせます。“レイトヒット”というような感覚的表現(ゴルフを始めた当初、この意味するところがよくわかりませんでした)で、体の正面は回りながらボールの前を通過するけれども、インパクトは一瞬後になることを、ニックファルドの本を読んでわかったことがあります。

運動連鎖だけ意識すると、体が開きすぎ、速いコートではインパクトのタイミングをとるのが難しくなります。そのためコーチが、腕の振りと体の回転を協調させるように指導しているのを見ますし、私もよく注意されました。

「目線残しスイング」は、運動連鎖による打法で起きがちなことを修正し、さらにスイング速度も上げるというものに見受けられます。

続きは 注目の打法2・・・この雑誌記事ご覧になりましたか にて。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 18:10 | コメント(0)| トラックバック(0)