2008年09月19日
サーブ&ボレーが消えた理由3 システム5 ボロテリーのチャレンジ
サーブ&ボレーが消えた理由3 システム5 ボロテリーのチャレンジ
*参考:テニスジャーナル1992年4月号
「ニック・ボロテリーが語る 90年代のテニス界」
3回目の今回は、ボロテリーが新たに取り組んだ指導法「システム5」について紹介、そしてサーブ&ボレー衰退の“きっかけ”に近づきます。
最終回は、もちろん結論であるとともに、このテニスジャーナルで私が気が付いた“ボロテリーインタビューの本質”についても書くつもりです。
システム5と呼ぶその指導法は、複数の要素で構成された概念のようで、“精神的な効果を促すもの”と述べています。構成される要素は、身体、成長、個性、感情、競争心、技術向上意欲。テニス技術、戦略、戦術も含まれているようです。
選手の全体像(つまり個人としての全て?)を捉えることで、精神面を支え、弱点を捉え、長所を伸ばし、技術向上を実現するもの、個性に合わせ、最も効果的かつ総合的なトレーニングをする最高のプログラムという定義をしています。
システム5は教える側、教わる側ともに革新的なアプローチと述べています。そして、わかりやすい説明、色、番号などを使った表現(見える化?)のよう。米国プロテニス協会との連携で、普遍的に理解される指導法(バイブル?)と、すでにこの1992年時点で、アメリカではなりつつあるようです。素晴らしい!
1992年頃(たぶん)、私がボロテリー関連情報で唯一学び、実践したのは、システム5の中で、プレイエリアをゾーン1からゾーン5まで定義し、各エリアで選択すべき適切なショットがある、ということです。残念ながらその当時の雑誌が残っていません。
私の記憶
ゾーン1・・・ネットからサービスライン中間地点までの地域
ゾーン2・・・サービスライン中間地点からサービスラインまでの地域
ゾーン3・・・サービスラインからベースライン中間地点までの地域
ゾーン4・・・ベースライン中間地点からベースラインまでの地域
ゾーン5・・・ベースライン後方地域
ボロテリーが“きっかけ”をつくるまでは、ゾーン1、ゾーン2のプレーに優れた強力なサービスの選手が、最もウィンブルドンの王者に近い位置にいた、ということになります。
すなわちサーブ&ボレーをするプレイヤー!
ちなみにナダルが凄いのは、クレーコートでゾーン5から攻撃できることです。(もちろんナダルが強い理由のひとつ)
私自身が学んだ効果は、ゾーン2、3でストロークを必要以上にハードヒットしなくなったこと。
(バックアウトするミスが増大、ゲーム全体、精神的ダメージ大)
最近困った現象があります。
ラケット販売側が、適切な広告表現をしないため、アマチュアでもゾーン4、ゾーン5でのハードヒットで楽々バックアウト!ゾーン2、ゾーン3でトップスピンコントロールが困難!無駄な買い物をさせられる消費者が多いと想像しています。あたかも万能なラケットと思わせる表現、実態と乖離しています。
私のリアルでのプレーを見た方はご存知ですが、どうみてもトップスピナー、でもその万能ラケットはとても使いづらい。相当なレベルに達していないと、広告表現の通りにはなりません。身の回りで同じ印象をもつ方は結構います。
ラケットメーカーの善意に期待します。
さて最終回ですが、ボロテリーの予言、想像がついているかと思います。
是非また見に来てください。
*参考:テニスジャーナル1992年4月号
「ニック・ボロテリーが語る 90年代のテニス界」
3回目の今回は、ボロテリーが新たに取り組んだ指導法「システム5」について紹介、そしてサーブ&ボレー衰退の“きっかけ”に近づきます。
最終回は、もちろん結論であるとともに、このテニスジャーナルで私が気が付いた“ボロテリーインタビューの本質”についても書くつもりです。
システム5と呼ぶその指導法は、複数の要素で構成された概念のようで、“精神的な効果を促すもの”と述べています。構成される要素は、身体、成長、個性、感情、競争心、技術向上意欲。テニス技術、戦略、戦術も含まれているようです。
選手の全体像(つまり個人としての全て?)を捉えることで、精神面を支え、弱点を捉え、長所を伸ばし、技術向上を実現するもの、個性に合わせ、最も効果的かつ総合的なトレーニングをする最高のプログラムという定義をしています。
システム5は教える側、教わる側ともに革新的なアプローチと述べています。そして、わかりやすい説明、色、番号などを使った表現(見える化?)のよう。米国プロテニス協会との連携で、普遍的に理解される指導法(バイブル?)と、すでにこの1992年時点で、アメリカではなりつつあるようです。素晴らしい!
1992年頃(たぶん)、私がボロテリー関連情報で唯一学び、実践したのは、システム5の中で、プレイエリアをゾーン1からゾーン5まで定義し、各エリアで選択すべき適切なショットがある、ということです。残念ながらその当時の雑誌が残っていません。
私の記憶
ゾーン1・・・ネットからサービスライン中間地点までの地域
ゾーン2・・・サービスライン中間地点からサービスラインまでの地域
ゾーン3・・・サービスラインからベースライン中間地点までの地域
ゾーン4・・・ベースライン中間地点からベースラインまでの地域
ゾーン5・・・ベースライン後方地域
ボロテリーが“きっかけ”をつくるまでは、ゾーン1、ゾーン2のプレーに優れた強力なサービスの選手が、最もウィンブルドンの王者に近い位置にいた、ということになります。
すなわちサーブ&ボレーをするプレイヤー!
ちなみにナダルが凄いのは、クレーコートでゾーン5から攻撃できることです。(もちろんナダルが強い理由のひとつ)
私自身が学んだ効果は、ゾーン2、3でストロークを必要以上にハードヒットしなくなったこと。
(バックアウトするミスが増大、ゲーム全体、精神的ダメージ大)
最近困った現象があります。
ラケット販売側が、適切な広告表現をしないため、アマチュアでもゾーン4、ゾーン5でのハードヒットで楽々バックアウト!ゾーン2、ゾーン3でトップスピンコントロールが困難!無駄な買い物をさせられる消費者が多いと想像しています。あたかも万能なラケットと思わせる表現、実態と乖離しています。
私のリアルでのプレーを見た方はご存知ですが、どうみてもトップスピナー、でもその万能ラケットはとても使いづらい。相当なレベルに達していないと、広告表現の通りにはなりません。身の回りで同じ印象をもつ方は結構います。
ラケットメーカーの善意に期待します。
さて最終回ですが、ボロテリーの予言、想像がついているかと思います。
是非また見に来てください。
いつも、思いっきりうなずきながら読んでますよ~♪笑
ラケット選びは本当に難しいです。
2~3日試打してメチャメチャ気に入っても、半年で腕を痛めたり。。。
私はラケットも肩の痛みの原因じゃないかと思い始めています。
ラケットの選び方、参考にさせていただきながら、焦らず長い時間かけて自分にあったラケットを見つけたいと思ってます。
何かそんな気がしてました。やっぱり私と同じ分類なんですね。悲しいことです。
でも天才はなかなか理解されませんから、一緒に頑張りましょう!天才同士!
もう私の中では、イ☆レてる→天才 へ自分を評価してます。
なぜならpuriminさんがよく知るジム・レーヤー博士の教えを実践しているから。