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テニス浦島太郎 8年ぶりにテニスをまたはじめた40代のおじさんです。最近のテニスの変貌ぶりに驚きつつも、いかに上達できるか、日記にしています。

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ナダルとフェデラーのフォアハンド共通点

6月25日の日記ナダルのフォアの不思議」で書いたことなのですが、ナダルのフォアは、インパクトの際、ほぼヒジが伸びた状態になっていて、その理由が何かあるのではないかと思いつつ、疑問をほったらかしていました。

ふとフェデラーのフォアハンド連続写真を見ると、なんとフェデラーもインパクトでヒジが伸びているではありませんか。フォロースルーのイメージがかなり違うので、気がつかなかったのですが、二人は同じ理論を実践しているようです。

【二人ともインパクト前にヒジが伸びた状態でスイングをしている】
どうもヒジを伸ばすことで腕全体を長いシャフトのようにして使っている。ヒジを曲げた上体より、シャフトの長さ(回転軸からラケットヘッドまでの直線距離)が長いので、ラケットヘッドの速度はヒジを曲げた状態より速い。(ゴルフでも長いシャフトほど飛距離がでます)

【二重振り子の理論】
それは6月24日の日記で書いた「二重振り子の原理」です。
*参考:テニスクラシック2008年7月号掲載記事「目線残しスイング」谷川健一氏

二人とも体幹の回転を、腰→肩→ヒジの順番で止めることで、ヒジから先のスイングスピードを上げています。(これもゴルフの打ち方と似ています。ゴルフの場合は、腰→肩→腕(グリップ)の順で回転を止めることでクラブヘッドを加速させます)

【二人の違い】
・フェデラーの方がラケットを押し出す動きが多い
・ナダルは肩の回転が急激に停止し、インパクト後、左肩があまり前に出ていない。そのため腕とラケットの勢いで、ときにヘンテコリンなフィニッシュに!
・反面、フェデラーは肩の回転が続いていて、右肩が打球方向に出ている。肩を回すと腕とラケットの勢いを収める場所ができるので、ナダルより綺麗なフォームにまとまっている。

ナダルは急激に肩の回転を止めることでフェデラー以上の打球の威力を引き出しているように見えます。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 21:29 | コメント(0) | トラックバック(0)

沢松奈生子とモニカ・セレシュ

1998年頃の雑誌をパラパラめくってましたところ、印象的な出来事を見つけました。
この年開催されたトヨタプリンセスカップ98は、沢松奈生子選手の引退する大会だったようです。
この頃、私は結構雑誌に目を通していましたが、後述する出来事は憶えていませんでした。

沢松選手の最後の対戦相手はあのモニカ・セレシュ。
沢松選手は全盛期を彷彿させるプレーをしたようですが、試合はセレシュが6-3 3-6 6-3で勝利。

印象的な出来事はこの試合直後のことなのです。

ゲームセットとともに、セレシュが沢松選手を労い、沢松選手は涙ぐんでいるシーンが写っています。
そしてもうひとつの事実
“試合後、モニカ・セレシュが沢松選手と一緒に泣いていた”という記述。

モニカ・セレシュの涙の訳はわかりません。
1993年、世界NO1、20歳のモニカ・セレシュに起きた不幸な事件、数年後、心的外傷後ストレス障害を克服して復帰したモニカ・セレシュですが、再び頂点を極めることはありませんでした。
しかし、復帰後のセレシュについて、その人間性を称えるコメントを雑誌で何度か見かけました。沢松選手の試合直後の出来事は、辛い経験を乗り越え、悲しみや苦しみを理解するセレシュの素晴らしい人間性を物語っていると感じました。

セレシュの経歴はWikipediaに記載されています。
この大会から10年経った今、この事実を知って目が潤んでしまうのです。



トップ選手 | 投稿者 モモビラス 11:35 | コメント(2) | トラックバック(0)