tennis365.net テニス365ブログ 新着記事を読む ]    [ テニス365 ホームショッピングニュースログイン ]

テニス浦島太郎 8年ぶりにテニスをまたはじめた40代のおじさんです。最近のテニスの変貌ぶりに驚きつつも、いかに上達できるか、日記にしています。

2008年 6月  >>
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
最近のコメント
Have you r…
Jack 10/28 13:07
番中の定番!モンクレ…
モンクレール 10/27 09:35
Will I be …
Tony 10/27 08:26
Could I ha…
Sean 10/27 08:26
A few mont…
Genesis 10/23 23:50
最近の記事
プロスタッフ95 使…
11/22 11:36
イスラエル戦初日 観…
09/15 11:00
がんばれフェデラー!
07/08 21:56
ひじ痛、手首痛
07/06 10:27
先週は冴えなかった
07/03 08:56

錦織VSジーケル分析

2008年ウィンブルドン男子シングルス1回戦
惜しくもリタイヤした錦織選手、ジーケルとの一戦、錦織選手が6-4でとった第1セットを分析しました。

詳細は後にしまして、まずこの第1セットをとった要因・・・
キーポイントは第2~第4ゲームにおけるポイントの攻防で錦織選手が要所を抑えたところにあるようです。(試合はジーケルのサービスゲームでスタート)

★サービスのデータ
・・・錦織サービスゲームポイント計31、同じくジーケル計27
①1stサーブ、錦織 サービスゲーム31ポイント中 23本(74%)
②1stサーブ、ジーケル サービスゲーム27ポイント中 18本(67%)
③サービスエース 錦織3本 ジーケル4本(全てセンター
④ダブルフォルト 錦織1本 ジーケル0本
⑤1stサーブが入った際のポイント取得 錦織17ポイント
  ポイント取得率55%

⑥1stサーブが入った際のポイント取得 ジーケル13ポイント
  ポイント取得率48%

⑦2ndサーブが入った際のポイント取得 錦織4ポイント
  ポイント取得率13%

⑧2ndサーブが入った際のポイント取得 ジーケル4ポイント
  ポイント取得率15%


★第2~第4ゲームの攻防
・第2ゲーム 錦織サーブでジュースにもつれ込むが、ジュースでサイドにサービスエース、次のポイントもとってキープ。
・第3ゲーム ジーケルサーブ、1stサーブが入らず30-40から錦織ポイント、ブレイク。
・第4ゲーム 錦織サーブ、0-30から巻き返しジュース、そこからポイント連取、キープ。
ジュースのとき必ず1stサーブが入り錦織が先行していた。
これで流れが錦織に、第6ゲーム以降、錦織のサービスゲームの1stサーブ確率87%!
ジーケルの特徴として
・サービスエースは全てセンター
・2ndサーブをサイドに入れると1ポイントもとれていない
・逆クロスのフォアハンドストロークエース3本と得意


★その他データ
・リターンエース 錦織1本 ジーケル1本
・フォアハンドストロークエース 錦織6本 ジーケル5本
 (錦織はストレートに4本、クロスに2本決めた)
・バックハンドストロークエース 錦織1本 ジーケル0本
・スマッシュエース 錦織1本 ジーケル0本
・フォアボレーエース 錦織1本 ジーケル2本
・サービスエースも含めエース本数合計
 錦織13本(全ポイントの中でエース奪取率22%)
 ジーケル12本(全ポイントの中でエース奪取率21%)

1stサーブ確率とポイントの取得率に関係するかわかりませんが、錦織選手はサイドに多めに1stサーブを入れており(10/17)、また1stサーブのスピード(回転)に変化があるように見えました。 


トップ選手 | 投稿者 モモビラス 20:29 | コメント(0)| トラックバック(0)

素敵なクリス・エバート テニスクイーン

私が学生時代のころ、同年代の多くの女性は、テニスの見本としてクリス・エバートを参考にしていたような気がします。
また男性も、エバートのようなテニスをする女性を賛美し、ときには、テニスをする彼女を求めるとき、エバートのようであって欲しい、という願望を多くの人が持っていたと思います。
清潔感のある髪型、女性らしい淡い色あいのエレッセのウェア、スリムで姿勢のよい姿、落ち着いた表情

テニススタイルは、
・無理なくフラットに捉える上品で綺麗なフォアハンドのフォーム
・やはり綺麗なフォームでも、少し力強さを感じるバックハンド
・バランスのよい姿勢で捉えるボレー
・当時トスアップの見本とされたサーブ

打法うんぬんを超えた優雅で美しいテニスのあり方そのものがクリスエバートだった気がします。

以下は
スマッシュ1975年8月号 連続分解写真講座 クリス・エバートの連続写真
堪能しましょう。
エバートフォア

エバートバック

エバートボレー

エバートサーブ



昔テニス研究 | 投稿者 モモビラス 10:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

日本テニス発祥の地 横浜山手2

日本テニス発祥の地 横浜山手1の続きになります。

山手公園公営コート
山手公営コート2

山手一帯の風景が、名作漫画「エースをねらえ」の舞台になっていると私には思えました。以下が、その周辺を散歩したときの写真になります。

非常にいい場所なので、半日ゆっくり歩きながら回る、若い方にはデートコースとしていいところだと思います。

私は、石川町駅から元町を海側に向かって歩いていきます。
元町
元町

元町プラザの右を曲がり、見尻坂から山手の丘に上がります。
山手は、フランス山地区(フランス人が居留していた場所)、イタリア山地区(イタリア人の洋館があった場所)など、場所の呼び名があります。
見尻坂入り口
元町公園入り口

見尻坂を上がると、外人墓地の脇になります。
見尻坂

フランス山地区周辺
外人墓地、港の見える丘公園、港の景色港の見える丘公園

ローズガーデンとイギリス館
イギリス館

山手教会方面に歩いていきます。
エリスマン邸などの洋館が続いています。
エリスマン邸
山手教会 いくつもの教会が並んでいます。
山手教会
山手公園で休んでから最後にイタリア山に向かいます。
ローンテニスの詩 テニス発祥記念館内
ローンテニスの詩

イタリア山庭園と外交官の家イタリア山

イタリア山脇の道を下っていき、石川町駅に戻ります。
いい半日になります。

日記 | 投稿者 モモビラス 16:10 | コメント(0)| トラックバック(0)

新スター誕生・・・でも時代は1974年のこと

昔の雑誌の多くを捨ててしまって後悔していたモモビラスですが、「145歳ペアにコテンパンにされ」で登場している舅が、さらに昔の雑誌を保管していたことから、その一部を借りてきました。
いきなり自分の好みの記事から。

スマッシュ1975年3月号
“その他多勢から世界一”になった男
一躍スターにのし上がったビラスの秘密をえぐる

1975年スマッシュ

1974年12月、オーストラリア メルボルンのクーヨンスタジアム、その年のグランプリポイント上位8人で世界一を決める大会、マスターズトーナメントが開催され、ビラスがナスターゼ、ボルグらを破って優勝し、世界的選手に認知された大会の記事です。

スマッシュ1975年3月号マスターズ記事

この記事の中のビラスのコメント
相性の悪いラミレスとの対戦前、賭け率ラミレス10対1で優勢と聞かされ、記者会見で、
「私にもチャンスがあるのですか」と笑顔で答えたようです。
また、マスターズ優勝後のコメントで次の目標を
「コナーズに勝つことだ(この大会はクリスエバートとの婚約解消後でなのか不参加)。彼とはまだ一度も試合をしていないが、多分、私より実力が上だと思う。彼は私がまだ一度も取ったことのない四大トーナメントのタイトルをいくつも保持している。75年は、彼に勝ってウィンブルドンに優勝したい。」
と答えています。
コナーズを破ってウィンブルドンに優勝する夢はとうとう実現しませんでしたが、1977年USオープンではコナーズを破り優勝しています。

1974年は、私がテニスに興味を持ち、ビラスが好きになった時よりもだいぶ前です。そのビラスが頭角を現した時期の記事に接することができ、感激しています。

これからしばらく“昔テニス研究”をしようと思っています。

ビラス | 投稿者 モモビラス 22:04 | コメント(2)| トラックバック(0)

日本テニス発祥の地 横浜山手1

石川町駅から元町に向かって歩いていくと、右手に小高い丘が見えます。その丘の上の地区は山手と呼ばれ、横浜らしいエキゾチックな場所です。港が見える丘公園方面からフェリス女学院前を通り、山手教会を少し過ぎると、左に少し下る小道があります。
山手の道

木立に囲まれたその小道を下った先に、日本テニス発祥の地 山手公園が見えてきます。また山手公園は日本で最初の洋式公園でもあります。
山手記念碑
記念碑とインターナショナルTC
インターナショナルテニスクラブ

公園手前にある駐車場ゲートを過ぎると、木造の三角屋根の建物、横浜山手テニス発祥記念館があります。
テニス記念館
記念館

その1階に、こじんまりしたスペースですが、古いラケットなどが展示されています。
ラケット展示
記念館内ラケットなど
テニス変遷

また天皇、皇后両陛下が皇太子、皇太子妃のころ、この地でテニスをプレーした写真があります。
皇太子

山手公園には、横浜インターナショナルテニスクラブとは別に、もうひとつ、パブリックコートがあり、一般の方が利用することができます。このパブリックコートは公園の木々に囲まれ、非常に趣のある雰囲気になっています。
山手公営コート
名作テニス漫画「エースをねらえ」の舞台設定は神奈川県立西高等学校となっていますが、作者・山本鈴美香氏の出身高校が埼玉県立浦和西高等学校であることから、漫画の舞台は浦和だとされています。
しかし、「エースをねらえ」に出てくる風景は、この山手の風景を感じさせることが多々あり、作者の実際の高校生活とは別に、作品の舞台設定は、この山手周辺であるように私には思えるのです。
日記 | 投稿者 モモビラス 07:22 | コメント(0)| トラックバック(0)

試打 YONEX RQiS 1 TOUR

YONEX RQiS 1 TOUR を少し打ってみました。

フォアハンドストロークの調子が良くなく、
あまりハードヒットしていませんので、限られた範囲での感想です。
ストロークを打った感触は、インパクトでラケットの重さが効いているという感じです。
スイートスポットも広く、打ち易いラケットでした。
フォア、バックとも鋭く振りぬいたときどうなるかは、ちょっとわかりません。
ボレーも基本的に打ちやすく、距離のコントロールもしやすい気がしました。
相手の強い打球でも負けないですが、ただ合わせただけでは期待以上の打球は出ない印象です。

比較対象として適切ではないかもしれませんが、
その前に打ったブリジストン デュアルコイル2.8 と比べると、
回転をかけるスイングでミスをラケットが助けてくれる感じがしました。
特にセカンドサーブで擦ったとき、「やばい」と思ってもしっかり飛んでグリグリっと落ちてくれます。
叩いていませんが、ファーストサーブでも結構いい打球が飛ぶ予感がしました。

反面、デュアルコイル2.8で感じたようなスカッとした打球感はありません。
また、デュアルコイル2.8は面をつくれば、
想像以上に勝手にラケットが仕事をしてくれるような打球が飛び出しましたが、
こちらはもっとしっとりと落ち着いた打球感で、
より上級者にあわせた仕様になっているのでしょうか。
ラケット | 投稿者 モモビラス 23:19 | コメント(2)| トラックバック(0)

試打 ブリジストン デュアルコイル2.8

ブリジストンのデュアルコイル2.8(BRIDGESTONE DUAL COIL 2.8)を打ってみました。
モモビラスの使用ラケット=赤いゼロ戦ラケット(Wilson HAMMER 5.3)と比べるのは滅茶苦茶なので、参考にならないと思いますが。

試打の感想前にWilson HAMMER 5.3について
購入して10年ぐらい経っています。何でこれを買ったのかよくわかりません。たぶんストレスが溜まって買い物がしたかったのでしょう。買った当時も恐ろしく打ちにくいラケットだった印象があります(たぶんモモビラスの力量不足)。スイートスポットを外すたび後悔します。続けて使っていたら壊れてきました、手首が。でもしっかり打っていれば、飛びすぎもなく安定したストロークが打てます。変に飛びすぎることもなく=自分のイメージ以上のスーパーショットも出ません。
「打ち易い」 と言っていた友人の瞳の奥をよく覗き込みました。
「ほんと?」 いずれにしてもまた壊れる前に、新たなラケットを探さないといけないのです。

【ブリジストンのデュアルコイル2.8について】

とにかくボレーが打ち易いです。面さえしっかりしていればかなりいい打球になります。
打球感が硬い印象はないのですが、相手のパワーショットに負けません(ラケット剛性がかなり高いのでしょうか?)。ボレーに関して、芯を食ってすっぽ抜けることはありませんでした。

気になったのは、強い回転をかけることに対して、あまり寛容ではないことです(いいスイングで、適切なポイントで、インパクトする必要があり、それができたときは、よく回転がかかります)。トップスピンのサーブ、強いバックスピンをかける という点は、モモビラスにとってハードルが高いラケットという印象。

フラット系が主体の方には、かなりいいラケットのように思いました。

振り抜き易いラケットなので当然かもしれませんが、フラットサーブを打ったとき、あまりラケットヘッドが効かない印象。背の低いモモビラスの場合、ラケットヘッド側に力が作用して、ナチュラルなドライブがかかりやすいラケットの方が好みです。
そう言えばロディックのサーブの記事で鷹さんからもらったコメントでは、
「ヘッドのラケットはフレックス・ポイントってフェースがくの字にしなるんです」
とのことでしたので、こちらの方がモモビラス向きかもしれません。

総論としては、回転にこだわりがなければ、かなりいい・・・です。
BRIDGESTONE DUAL COIL 3.0(デュアルコイル3.0)の試打コメントを読みますと、スピンがかかりやすいという評価のようですが、20gの重量差(3.0が重い)とバランスポイントの違い(3.0のほうが手元)で、打ち味がかなり変わるのでしょうか。

投稿前に山田君に記事を見せました。
「山田君、この記事どお?」
「どうせ下手なんだからわきまえろよ!」
「・・・」
山田君5
ラケット | 投稿者 モモビラス 17:01 | コメント(2)| トラックバック(0)

沢口靖子さん、テニスをされてたんですね

昔の雑誌から、面白いインタビュー記事を見つけました。

テニスジャーナル1986年7月号「TENNIS IN MY LIFE」
沢口靖子さんのインタビュー記事です。
沢口靖子1
その記事によると、
・・・中学生のとき、体操部に所属していたが、転校することになり、転校した学校に体操部がなく、テニスコートで女の子がボールを打っている姿を見て、軟式テニス部に入ったとのことです。
高校時代もやはり軟式テニス部だったようで、
「まあ実績というほどのものではないんですけど、堺市の市民大会でベスト8まで・・・」
沢口靖子2
充分ですよね、ベスト8。有名になる人はやっぱり“志”が違います。
プロフィールを見たら昭和40年生まれ、私と1歳違い。
それにしても綺麗です。

テニスジャーナル1986年7月号の表紙
・・・古い雑誌なので、写真を撮る際、冊子を開きすぎるとダメージ大きいです、失敗!
TJ1986年7月号表紙
話題は替わりますが、
モモビラス長女の誕生記念樹、杏の木に今年はたくさん実がなりました。妻が杏ジャムにしたので、毎朝パンにつけて食べています。何だか体にいい気がします。
杏の木
杏の実

日記 | 投稿者 モモビラス 09:56 | コメント(0)| トラックバック(0)

元祖最新打法解説3・・・フォアハンド

元祖最新打法解説2 松原雄二氏が提唱した「新世代の基本」の続きです。
*テニスジャーナル1992年12月号松原氏解説を参考

前回、
基本=もっとも効率の良い技術=トッププロの技術・・・「松原氏解説」
これこそ一般愛好家の私が求めていたものであり、また最新の打法を適切に分析し、具体的にその方法を示した画期的なものでした・・・という内容まで書いています。

今回はその連載第1回「フォアハンド編」で触れている一部について簡単に。

★後方への体重加速 速いスイング=身体を鋭く回して鋭くとめる
・・・速いスイングを行うためには、前方に移動していた体重を、インパクト直前に後方へ加速させることで、上体の回転に強くブレーキをかけることが必要と説いています。
右利きの場合
左足を踏み込んだときは、インパクト直前に左足を突っ張って全身に後方への力を伝える
オープン・スタンスのときは、主に右足を突っ張って右半身の動きをブロックする。

従来、前後に体重移動しながらボールを捉えることを教わっていましたので、むしろ、スイングで前に流れそうになる体を、後ろへ戻す というのは衝撃でした。
TJ後方加速

★ボールと反対方向への体重加速 後方への体重加速の応用
「浅いボールを叩くとき」
前に動きながら体重移動で打つと、かえってスピードも出ず、スピンもかからず、アウトしやすくなる。
どちらかの足で前方への動きにブレーキをかけ止まりながら打つとスピード、スピンが両立、軸が安定し、確実に攻撃的なボールが打てる。

「コースの打ち分け 体重加速の方向を変える」
狙った方向と反対の方向に体重加速することで、ラケットは反動で、逆に打つべき方向に振られるため、ボールも狙った方向へ打てる。
TJ後方加速応用

練習でクロス、逆クロスのラリーをしていて、深く速いボールを打たれたとき、当りそこない、振り遅れ、芯を食ってバックアウトなどになると、
よく先輩や仲間から、
「体重を前に乗せないからだよ」・・・(矛盾している)
と注意されていました。
ところが、相手に深く打ち込まれたとき、オープンスタンスで右足を突っ張って、逆に左足を一歩後ろに下げながら鋭くスイングすると、びっくりするほどきれいにボールが返っていった経験があります。
それも何回やっても・・・私にとってストローク技術のブレークスルーでした。


【番外編】
この12月号でニチレイ・レディースという大会(日本)の記事がありました。
(優勝者 セレス、準優勝者 サバティニ)
TJニチレイ
伊達公子選手(当時WTAランク22位)、沢松奈生子さん(当時WTA25位)、長塚京子さん(当時WTAランク170位)の3人の活躍にフォーカスしていて、3人揃ってベスト8入りしていました。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 06:26 | コメント(0)| トラックバック(0)

元祖最新打法解説2・・・ついに理論が整理される

前回、元祖最新打法解説・・・アマチュア向け理論の先駆者 の続きになります。

テニスジャーナル1992年12月号
「新世代の基本 フォアハンド編
・・・こうすればあなたもトップ・プロのフォアが打てる」
 解説 松原雄二氏

この12月号からシリーズの連載が始まったのですが、
冒頭で松原氏は、モモビラスも疑問に思っていた従来のテニス理論についてあっさりと否定し、現代の技術解説につながる意見を述べています。

以下、松原氏解説の引用
 従来のテニス理論における「基本」では、トッププロの行っている打法を説明することは困難だった。そのため、彼らの打つ素晴らしいショットに対しては、彼らは特別だから、才能や腕力があるから可能なのであって、一般のプレイヤーが真似するのはむずかしいといわれ続けてきた。
 だが、実際にはトッププロたちは、きわめて高いレベルでパワーとコントロール、安定性を両立させている。したがって、もっとも効率の良い打法を実践していると考えるのが自然である。」

としてトッププロ共通の技術的要素こそが「基本」と考え一般プレイヤーも実践することを唱えています。

基本=もっとも効率の良い技術=トッププロの技術
新世代フォア表紙2
これこそ一般愛好家の私が求めていたものであり、
また最新の打法を適切に分析し、具体的にその方法を示した画期的なものでした。

この松原氏の連載スタート後、私は早速松原氏のスクールでレッスンを受け始めました。(結婚するまでの間、彼女=妻と通っていました)
松原氏直接のレッスンは1~2期ぐらいだったと思いますが、入会当初、松原氏を見かけ、トッププロのフォームの不思議(疑問)について、いろいろ質問したところ、ときにはラケットを使ってスイングをしながら、教えて頂いたことがあります。
従来のトッププロのスイング解説で感じた矛盾の多くが、やはり矛盾であり、別の見方(新世代の基本)があることを知りました。

テニス365サイト内の技術解説(テニスジャーナル提供のもの)に、松原氏が解説したと思われるものがいくつもあります。(私は2000年~2008年前半までほとんどテニスに触れていないので推測)

この続きは 元祖最新打法解説3・・・フォアハンド にて
テク研究 | 投稿者 モモビラス 19:21 | コメント(0)| トラックバック(0)

元祖最新打法解説・・・アマチュア向け理論を変えた先駆者

注目の打法3・・・二重振り子の理論を実践している選手
の最後のほうで書きました、最新打法解説の先駆者についてです。

TJ1992-12松原

私は1980年代前半からテニスを始め、あのボルグ・マッケンローの対決に感化されました。
そのため最初からボルグ、ビラス、レンドルなどの最新打法を参考に、上達をしようと思っていました。

しかしすぐに壁にぶつかりました。
なぜか? 海外トップ選手の打ち方を、体系付け整理した情報、書籍や雑誌記事がほとんど見当たらなかったのです。

この頃、愛好家のとるべき道は4つ
①テニススクールで従来打法を教わる
②自己流
③連続写真、ビデオを見て試行錯誤する・・・モモビラスはこれ
④有名選手を輩出するようなテニススクール、クラブで教わる
 (ただジュニア育成が中心なので・・・)

試行錯誤していた私は、それでも何年かかけ少し形になってきました。ただ、どうしてもわからないことがあり、そのわからないことは、技術的な不安定要素になっていました。
従来打法の解説の延長である技術解説は、トップ選手の打法説明に矛盾があり、説得力に欠けていました。
でもニックボロテリのインタビュー記事などが載ると
「ビラスのスイングは完璧なものだが、
唯一バックハンドのテイクバックが高く、球種を見破られる」
・・・海の向こうではしっかりした理論があることを感じていました。

そのような状況を変えた衝撃の解説が上記写真の雑誌
テニスジャーナル1992年12月号
「テニスの新しい基本 こうすればトッププロのフォアが打てる」
 解説 松原雄二氏
この続きは
「元祖最新打法解説2」・・・ついに理論の整理が実現される
にて

テク研究 | 投稿者 モモビラス 11:53 | コメント(0)| トラックバック(0)

ナダルのフォアの不思議

注目の打法3 二重振り子の原理を実践している選手
からナダルのフォアハンドストロークに興味を持っています。

ナダルのフォアハンドストロークですが、ほぼインパクト時の写真では、
ヒジをあまり曲げず、まっすぐ伸ばした状態にちかいように見えます。
多くの選手は、インパクトの際、ヒジを曲げた形でボールを捉えています。
私自身、その昔教えてもらった話として
「両手で重たいものを押すとき、ヒジをまっすぐにしないでしょ、
曲げて押しますよね、打つときも同じですよ」
全くその通りだと思い、私は今日まできています。

ナダルと同じくヒジを伸ばした打ち方に見えたのはカフェルニコフ。
やはり凄いハードヒッターでした。
カフェルニコフ
素人の私がヒジを伸ばしてボールを捉えにいくと、
スピンをかけ難く、ヒジを痛めてしまいそうな気がします。
でも、何かあるんですよね、理由が。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 22:25 | コメント(0)| トラックバック(0)

あのお姿は?あの日感動の有明

今から10年ほど前の話
千代田区民大会のダブルスにサークル仲間達と複数ペアでエントリーしました。
モモビラス含め数ペアの試合会場が有明テニスの森でした。
試合当日、クラブハウス内で仲間と待ち合わせ、会場となるコートへ移動し始めたとき、
クラブハウス前のコートに、見覚えのあるフォームでボールを打つ、上手い長髪の外人がいます。
もしや!と思いスタンドのあるコートサイドに近づいてみると、

あのお方・・・ギレルモ・ビラス・・・ではありませんか。
ビラス、シニア
興奮と感動でその練習を見つめていますと、
モモビラスがギレルモ・ビラスのファンであることを知っている友人が、
(彼はレンドルのファンで、体格もレンドル並みでした)
「ヘイ!ビラース!って声掛けなよ、ワイパースイングしながら」
となんと素晴らしくかつ無茶な提案をしてくれたのですが、
物怖じするモモビラスは、竹内まりやさんの「駅」のように、
「ひとつ隣の車両に乗り うつむく横顔 見ていたら 思わず涙 あふれてきそう」
とたたずんで見ていたのでした。

現役時代のビラスはあまり日本の大会に出場することはなく、
テレビではない本物をみたのは初めてでした。

確か一緒に練習をしていた一人は米沢徹選手で、白髪のボルグも見かけました。
意外だったのは、ビラスがフラットなボールを打っていたことです。
「えーっ、それってあり?」

たぶん「NTTデータチャンピオン??」という往年の選手の大会があったころです。

ところで自分のダブルスはどうなったかというと、
何せ偽ビラスですから・・・
ビラス | 投稿者 モモビラス 19:25 | コメント(0)| トラックバック(0)

注目の打法3 二重振り子の原理を実践している選手

注目の打法2 テニスクラシック7月号 「目線残しスイング」谷川健一氏 の話題の続きになります。

この解説に出ていた「二重振り子の原理」ですが、
それを実践している選手としてナダル選手が頭に浮かびました。
ナダルフォアインパクト後
この写真では判りづらいのですが、
フォアハンドストロークを正面から撮った連続写真などをみますと、
インパクトの直前から体の回転が止まり、左ヒジから先が鋭く走るのがわかります。

ナダル的なフォアハンドストロークだった選手として
★ギレルモ・ビラス(毎度すいません)
ビラスフォアハンド
★トーマス・ムスター
ムスター
★セルジ・ブルゲラ
ブルゲラ

などが思い浮かびます。
ブルゲラをみると判りますが、体が開き、顔があさってを向くようなフォームになっています。フォロースルーは腕が遠くに投げ出されるような感じです。
ブルゲラの全盛時、あまりにも強烈なトップスピンのため、
対戦相手の強打者クーリエ(フレンチオープン決勝)が、
ときにジャンプしながら懸命に打ち返していたのを思い出します。
エッグボール(先日覚えました)を打つナダルは、「二重振り子の原理」により、
さらに進化したタイプ(ポケモンみたいですが)なのではないでしょうか。

ところで、トッププロの最新打法をテニス雑誌で最初に適切な解説をした方は、
私見ですが、松原雄二氏ではないかと思っています。
この「元祖最新打法解説」について、またどこかで勝手に述べる(ブログ)つもりです。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 11:58 | コメント(2)| トラックバック(0)

注目の打法2・・・この雑誌記事ご覧になりましたか

注目の打法1・・・この雑誌記事ご覧になりましたか の続きになります。

「目線残しスイング」谷川健一氏の解説には、
「甲腕一致インパクト」というものもありました。
谷川氏によれば「甲腕一致」とは・・・肩甲骨面と上腕が同一平面上にあることで、前に押す力を最大限に出力できる・・・とのことです。目線残しによって、インパクト位置に比べ頭の位置が後ろになり、甲腕一致のインパクトが実現できるようです。
甲腕一致・・・雑誌の掲載写真を参考、汚くてすいません甲腕一致
甲腕一致インパクトを実現している選手として、錦織選手の連続写真が掲載されていました。
確かに錦織選手は右ヒジ-体幹-左ヒジを1つのパーツ(一本の棒)のようにして、高速で軸回転をしていて、腰が開きすぎ、顔があさってを向くような状態になっていません。
そう言えば、過去ウィンブルドンに優勝したストローカーは、軸回転と腕の振りが一体化していたと思います、ボルグ、アガシ、準優勝ですがクーリエ。こう見ると、錦織選手は、芝生を含め、速いサーフェスでも活躍できる選手になるのでは。

この続きは 注目の打法3 二重振り子の原理を実践している選手 にて。
錦織選手頑張れ!


テク研究 | 投稿者 モモビラス 22:22 | コメント(1)| トラックバック(0)

注目の打法1・・・この雑誌記事ご覧になりましたか

最近のテニス雑誌は、トッププロが実践する最新打法に関する技術解説が具体的、科学的なので驚きます。

テニスクラシック7月号の巻頭「目線残しスイング」谷川健一氏
すでにご覧になっている方も多いかと思いますが、この内容は、私のような一般愛好者であっても、意欲的にテニスにチャレンジする方には参考になるものではないでしょうか。
随分前から、運動連鎖による打法の優位性は説かれていましたが、それをさらに発展させた打法と理解しました。

フォアハンドストロークの解説部分
谷川氏によると「目線残しスイング」とは…目線を残すことで体幹の回転をストップさせ(ヒジも止まる)、ヒジから先が加速しスイングが早くなるもので、“二重振り子の原理”を利用している…とのことです。
ゴルフでも、ねじった体を元に戻しながらも、インパクト前は体の開きを押さえ(一瞬回転を止める感じ)、クラブヘッドを走らせます。“レイトヒット”というような感覚的表現(ゴルフを始めた当初、この意味するところがよくわかりませんでした)で、体の正面は回りながらボールの前を通過するけれども、インパクトは一瞬後になることを、ニックファルドの本を読んでわかったことがあります。

運動連鎖だけ意識すると、体が開きすぎ、速いコートではインパクトのタイミングをとるのが難しくなります。そのためコーチが、腕の振りと体の回転を協調させるように指導しているのを見ますし、私もよく注意されました。

「目線残しスイング」は、運動連鎖による打法で起きがちなことを修正し、さらにスイング速度も上げるというものに見受けられます。

続きは 注目の打法2・・・この雑誌記事ご覧になりましたか にて。
テク研究 | 投稿者 モモビラス 18:10 | コメント(0)| トラックバック(0)

今日は散歩と素振り

少し雨が上がったので、近所を散歩しました。
散歩コース

ついでに公園のテニスコートを偵察しました。
「うーん、俺の靴とぜんぜん違う」
自分の履いてるテニスシューズをあらためてみて、
・・・よくこの靴でテニスをやったな・・・
と反省しつつ、人の見えないところで素振りをしました。
・・・不審者?・・・

家に帰ると山田君しかいません。
山田君
「山田君、つまんないね。何か食べようか。」
日記 | 投稿者 モモビラス 17:20 | コメント(2)| トラックバック(0)

忘れられない一戦 ・・・ マッケンローVSサンドストローム

せっかくの土曜日、家族もいなく天気も悪いので、8年分たまったテニスエネルギーをパソコンにぶつけています。ブログネタ生産中です。

ところでモモビラスの大いなる勘違いのもととなった、忘れられない一戦のお話です。
体重が今の3分の2だった24年前、デビスカップの決勝は、アメリカ対スウェーデンでした。モモビラスがテレビで見た試合は、マッケンローVSサンドストローム。サンドストロームは、日本と対戦したデビスカップでも確か出場していて、少し気になる存在でした。
私の予感は当たりました。あの強いマッケンローが滅多打ちにされています。もの凄いファーストサーブをかろうじてマッケンローはリターンするのですが、その次にはこれまた凄いフォアハンド一発でしとめます。試合はサンドストロームのストレート勝ちでした。 ←デビスカップサイト
若かったモモビラスのテニス人生の道は決まりました。
「これが俺のテニスだ!」
誰も止めてくれる人はいません、周りの仲間も似たようなもんなんで。
印象的な試合 | 投稿者 モモビラス 14:45 | コメント(0)| トラックバック(0)

BABOLATってラケットもあるの?

テニスクラブでの悪夢から立ち直ったある日、モモビラスは、ある有名なテニスショップへ偵察にいきました。その昔、ここで何度かラケットを買ったことがあります。
結構たくさんのラケットが並んでいて、どこから見ていいかわかりません。とりあえず知っているブランドのラケットから順番にボーっと眺めていきますと、途中で「おやっ」と思うロゴを見つけました。
“BabolaT”
「これってあのバボラット(BABOLAT)?」
この名前からモモビラスが連想するのは、例の赤いゼロ戦ラケットに巻いてあるグリップテープだけです。
モモビラスはその“BabolaT”と書かれたラケットをとり、1981年デビスカップ決勝、アメリカVSアルゼンチンのギレルモ・ビラスをイメージして軽くラケットを振りました、ワイパースイングで。なぜか?モモビラスの体型と白い肌を見て、店員さんはテニス経験者と思わない、と過剰な意識をしたからです。
モモビラスは勇気を出して若い店員さんに聞きました。
「これってグリップテープの会社ですか?」
「バボラですね」
・・・バボラ?バボラットじゃないの?よかったバボラットって言わなくて・・・
「バボラはこの店で一番売れてますよ。グリップテープやストリングもやってます。このモデルは振り抜きが非常に良くって・・・」
店員さんはすごく爽やかな好青年で、いろいろと説明してくれましたが、モモビラスは知らぬ間にバボラットがラケットを出しているという衝撃で、せっかくの説明は上の空なのでした。
家に帰って物置から昔のラケット達を引っ張り出しました。
↓これがそのラケット達です。
ラケット達
中でも気に入っていたのは、ロシニョールのベクトリス9000↓でした。
ベクトリス9000
でもベクトリス9000は、雑誌などでの評価が悪く、
「やっぱり俺の感覚で変なのかな・・・」
「ところで今評価の高いラケットってご存知ですか?」
日記 | 投稿者 モモビラス 19:50 | コメント(11)| トラックバック(0)

145歳ペアにコテンパンにされ3(Fainal)

浦島太郎状態のまま、舅/クラブ会員女性(計145歳と推定)VSモモビラス夫妻の試合開始となりました。
各プレイヤーの特徴(試合中にもうろうしながら観察)
①舅 75歳 以前ねんりんピックに出場するなど、75歳と思えない強靭な体力です。三浦雄一郎さんをテレビでみると、つい舅の姿と重なります。ファーストサーブは結構速くかつよく入り、フォアハンドはドライブが効いた強い球を打ちます。私の年齢と同じぐらいのテニス歴です。
②クラブ会員女性 推定70歳 やはり数十年テニスをしている様子。打球は遅いですが、ダブルフォルトとボレーミスがありません。
③モモビラス妻 年齢不詳もしくは詐称。子供のころから、この某テニスクラブでスクールに通い、会員でした。舅に似て体力自慢、速い球を打ちますが、遅い球はほとんどミス。
④モモビラス 43歳 練習ではグリグリのトップスピン、試合では重力で落ちる打球になります。

いきなり舅のサーブでエースを食らい、浦島太郎状態から目を覚ましました。モモビラス得意のバックハンドスライスもどきで対抗します。モモビラス妻は強打をかわされ、走らされ、不得意なゆるい球を打たされ、横で自爆しています。モモビラスは他人事のように定位置を動きません。クラブ会員女性が舅に向かって
「まあ、お嬢様いい球打つわね、押されちゃったわ」
と言いつつ、すごい角度にボレーを決め、バックハンドのパッシングショットを決め、ロブを決めます。
モモビラスのサーブになりました。そこで大変なことが起きました。トスがバックネットの方向(後ろ)へ上がってしまうのです、それも手を伸ばしてもラケットに当たらないぐらい遠くです。何度もトスを上げ直し、やっと打てると思った瞬間
「こっ、腰が回らない!」
体が横向きの構えのまま、ボールは打ち上げ角45度で真横に飛んで行き、4面先のフェンスに着地しました。モモビラス唯一の自慢は地肩が強いことでしたが、この日は重力落下サーブに方針変更となり、舅のフォアハンドの餌食になりました。
結局、その日5試合(5セット)もやって全敗、舅はモモビラスジュニアに言いました。
「じいじはなぁ、全部勝ったぞ。お前もサッカーやめてテニスをやれよ、じいじが教えるぞ」
モモビラスジュニアは旅立っていきました。
これがこのブログを始めるいきさつなのでした。
「俺はまたテニスをやるぞーっ!」
試合日記 | 投稿者 モモビラス 12:00 | コメント(0)| トラックバック(0)

145歳ペアにコテンパンにされ2

前回、舅の入会しているテニスクラブで妻とともにテニスをすることになり、クラブハウス前で舅に、ラケット(赤いゼロ戦ラケット)とスーパーの袋(着替えなどを入れた)は車に置いていくように言われたことまでお話しました。
クラブハウスに入ると、フロントの前に試打用のラケットがたくさん並んでいます。私の目には、そのラケット達がまるで、アメリカ軍のF22ステルス戦闘機(現在世界最強の戦闘機と言われているようです)に見え、クラブの方達のウェアは宇宙服に見えます。まさにメタボ龍宮城から帰ってきたことを実感したのです。
その戦う姿は、こんなイメージです。
 ↓私(ゼロ戦)   ↓ほかの人(ジェット戦闘機)
ゼロ戦 対 ジェット戦闘機
何だかわからないうちに、舅の選んだラケット(どこのメーカーだったけ?)を持ち、つまりプロペラ機からジェット機へまずは乗り換え、いざコートに出陣したのです。
ゲーム前のこの時点で、舅・クラブ会員女性ペアと私達夫婦の戦いは始まっており、時代の変化を目の当たりにした混乱で、劣勢にたたされたのでした。でもこれはまだ悪夢のはじまりに過ぎません。
この続きはその3(Final)にて
試合日記 | 投稿者 モモビラス 20:00 | コメント(0)| トラックバック(0)

145歳ペアにコテンパンにされ・・・その1

はじめまして。私は43歳で再び俄然テニスをする気になりました。学生時代から続けていたテニスでしたが、35歳ごろ手首を傷めて休んだことをきっかけに、そのまま8年ほど怠け者として過ごし、誰もが認めるメタボおじさんに進化しました。

ひと月ほど前、舅が会員になっている某テニスクラブで、妻とビジターとして1日テニスをすることになりました。前日、物置の奥から、10年前の“Wilsonなにやら”というラケットを引っ張り出し、ボロボロのグリップの上から、同じく10年前に買ったBABOLAT(当時はバボラットと読んでました)の赤いグリップテープを「何だかベタベタするな」と思いつつ、グルグル巻き、いつ買ったのかわからないヨネックスのボールを、着替えと一緒にスーパーの袋に入れ準備完了しました。
当日、クラブハウスへ入る直前、舅が私に言いました。「そのラケットと袋(スーパーの袋)は車に置いておくように」 ちょっとベタつきますが、真っ赤なグリップテープの巻き具合がなかなかの出来と内心思っていたのですが、舅の言うことは神様の言うことと同じ、言われた通りにしました。そしてクラブハウスに入った瞬間、私はすべてがわかりました。「俺って浦島太郎?」
↓ボツラケット 赤いゼロ戦ラケットと名付けました。
赤いゼロ戦ラケット
この続きはその2でまた。
試合日記 | 投稿者 モモビラス 12:28 | コメント(0)| トラックバック(0)